徒然ブログ

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同人誌のお話

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戦国卍丸


当時はお小遣いで天外魔境の同人誌も買っていました。イベントに行くお金はなかったので、もっぱら通販で買っていました。1冊本を買うと、その本にはたいていその本を作ったサークルさんの知り合いやゲスト作家さんのサークルの情報や連絡先が載っていて、そこに在庫が載ったインフォメペーパーを送ってもらうように手紙で申し込んで…という、かなり複雑かつ時間がかかる手順でした。お小遣いも限られていたので、毎月少しずつ買っていました。

当時の通販事情を思うと、昨今は書店委託とかBOOTHですぐに申し込んだり対応してもらえるようになって、ずいぶん便利な世の中になったものですね~。

 

天外同人誌を読んでいくうちに、あまり興味がなかったキャラ(義経とか)の存在を再認識していいかも~と思うようになったので、同人誌は自分の好きなキャラを応援する推し活だと実感します。ちなみにカブ卍も同人誌を読んで知って好きになりました(もちろん年齢制限なしで、カブキと絹が卍丸を巡って喧嘩する…という明るいノリの漫画)。

同人誌を買ったりすることは受験等のリアル環境の変化で自然と遠のいてしまいましたが、続き物だけでも買っておけば…と後悔。火の勇者を題材にした漫画をシリーズで出していたサークルさんもいたので。

 

最後に思ったこと。当時はオンデマンド印刷のサービスはなかったので、製本代もすごく高価で軽く数万はしていたんですよね。印刷会社のカタログの料金表を見てびっくりした記憶があります。天外サークルをしていた人は学生さんもいて、学業のかたわらバイトして原稿してイベントに出て…って活動してたわけで、すごーく大変だったと思います。心底好きじゃないとできないことですね。まさに愛の力。そういったサークルさんの気持ちや愛が込められた作品を読んで、天外をさらに好きになったり、天外を知ったり興味を持ったりした人も多いわけで、本当に尊敬します。